犬山城撮影スポットを探していると、「どこから撮れば一番きれい?」「混雑を避けてゆっくり撮りたい」と迷う人も多いですよね。
でも実際に歩いてみると、光の角度や木曽川の映り込みでまったく違う表情に出会えたんです。この記事では、そんな体験をもとに“ここだけは外せない犬山城撮影スポット”をやさしくまとめました。行く前に読めば、きっと最高の一枚が撮れますよ。
- 犬山城撮影スポットの中でもSNSで人気の場所と構図
- 木曽川と犬山城を一緒に撮るためのおすすめアングル
- 雲海や朝焼けなど、季節ごとの絶景の狙いどころ
- 撮影許可や混雑回避など、安心して撮るためのポイント
犬山城撮影スポット完全ガイド|定番から穴場まで徹底紹介

犬山城を訪れるなら、人気の定番撮影スポットから知る人ぞ知る穴場まで押さえておくのがおすすめです。
SNS映えや旅行誌でも注目される人気撮影ポイントを中心に紹介します。
- 犬山城のおすすめ写真撮影スポット
- 木曽川と犬山城を一緒に撮れる絶景ロケーション
- 雲海は見れる?
犬山城のおすすめ写真撮影スポット
犬山城を訪れたら、どこからどう撮るかで写真の印象が大きく変わります。以下は誰でも行きやすく、ちゃんと“犬山城らしさ”が伝わるスポットを厳選したものです。
犬山遊園駅前の橋付近から天守を狙うアングル
駅から歩いてすぐ、橋の上や橋の近くから犬山城の天守を眺める構図は、木曽川と城の関係性を出しやすく、前景に川や欄干を入れることで立体感が出ます。遮る建物が少ないため、晴れた日には青空を背景に撮影しやすいです。
木曽川の対岸・ライン大橋方面から城全体を収める構図
城の向こう岸、特にライン大橋あたりから撮ると、天守を川越しに引いた構図が取れ、城と水景とのバランスを活かせます。付櫓や屋根の重なりもきれいに見えるポイントです。
本丸内から天守をアップで撮る位置
城内部、本丸近くから天守をアップに撮影すると、細部(瓦、窓、壁面の凹凸など)が写りやすくなります。近くで撮る分、背景がシンプルになるので被写体が際立ちます。
城下町・本町通りから町並みと城を組み合わせた一枚
城下町の本町通りなど、江戸時代の町割りが残る街並みと天守を重ねて撮ると、風情と歴史性を感じさせる写真になります。通りの軒先や瓦屋根を前景に入れると情緒が深まります。
三光稲荷神社・周辺神社での写真スポット
城山のふもとにある三光稲荷神社は、赤い鳥居やハートの絵馬があり、城を背景にしてアクセントのある構図が狙えます。着物や小物と組み合わせた撮影も人気です。
木曽川と犬山城を一緒に撮れる絶景ロケーション

犬山城と木曽川を同時に写せる場所は、城の雄大さと水の流れをいっしょに感じられる撮影の醍醐味があります。
以下は実際に確認されているおすすめスポットと、その撮り方のコツです。
ライン大橋(または対岸側)からの全景アングル
ライン大橋の上、またはその対岸からは遮るものが少なく、木曽川越しに犬山城の全体像を収めやすい構図が狙えます。付櫓も2つ見える構図が撮れる場所として多くの写真サイトでも紹介されています。
木曽川遊歩道沿い(川岸・堤防上)からの寄り構図
木曽川沿いには遊歩道が整備されており、川岸や堤防上から犬山城を眺めることができます。川面を前景にして城を背景に入れることで、流れと城を一体化させた構図にできます。
河原の赤いチャート岩と川・城を組み合わせる構図
犬山城近辺の河原には赤みのあるチャート岩が点在しており、これを前景として木曽川と城を重ねて撮ると印象的な写真になります。天守近くの高い位置からも、このチャートを意識して構図を作る例が紹介されています。
雲海は見れる?
犬山城で雲海が見られるという確実な記録は多くありませんが、地元のSNSで「プチ雲海を見た」という投稿が散見されます。
- 条件が揃えば発生の可能性あり
冷え込みが強く、放射冷却が起こる夜明け前〜午前中に、川沿いや谷あいの地形がある場所では霧が下から湧き上がり、雲海のような光景になることがあります。 - 頻度・規模には限りあり
犬山城は標高も高くない丘陵上に建っており、規模の大きな雲海を城全体が覆うような光景は非常にレアです。 - 観測ポイントとタイミングのヒント
木曽川沿いの低地との標高差がある場所や、城の東側や北側の見下ろしがきくスポットから小規模な霧や雲が城を包むシーンを狙いやすいこともあります。早朝、湿度が高く風が弱いことが鍵です。
犬山城撮影スポット利用前に知っておきたいマナーと注意点
撮影を楽しむには、観光地としてのルールや混雑回避のポイントを理解しておくことが大切です。
特にドローン撮影や商用利用では、事前の申請が必要となる場合があります。
- 撮影許可はいる?ドローン・商用撮影のルール解説
- 絶景を逃さない!ベストな時間帯と季節のポイント
- よくある質問|犬山城での撮影トラブル・混雑回避のコツ
撮影許可はいる?ドローン・商用撮影のルール解説
犬山城周辺で撮影する際には、ドローンや商用撮影について注意が必要です。
特に文化財保護や安全面での規制があり、無許可での撮影は制限されている場合があります。
ドローン撮影:基本的に許可が必要・制限が多い
実際、犬山市では「城敷地内および周辺施設上空のドローン飛行は禁止」する方針をとっており、例外的に文化財や施設関係者の許可を得た上での飛行のみ認められることがあります。
空撮を行う際には、国交省航空局への許可承認申請、離着陸場所の確保、機体仕様や安全対策、関係部署との調整が求められます。
商用撮影:ロケ支援制度や許可申請が必要なケースあり
犬山市では「ロケ支援サービス」を設けており、映画・ドラマ・CMなど商用撮影について、市・施設と相談して許可や手続き案内を受けられます。
商用利用を前提とする撮影では、撮影許可・届出・保険加入・機材管理・時間調整・撮影エリア指定などが求められ、個人撮影よりも手続きのハードルが高くなります。
特に犬山城など重要文化財を撮影する場合、管理者・施設の理解と協力が前提であり、無断撮影や過度な機材使用は許可されないことがあります。
絶景を逃さない!ベストな時間帯と季節のポイント
犬山城を「最高にきれい」に撮るには、光(太陽の位置)と四季の表情を意識することが大切です。
ここでは実際の撮影例や地元情報をもとに、時間帯と季節ごとのおすすめポイントをわかりやすく紹介します。
朝 ~ 午前中(光が柔らかく、影も出にくい時間帯)
朝の光はやわらかく、城の影が長く出にくいため、細部まできれいに写ります。
特に木曽川側からの撮影では、水面に映る城や川の反射も狙いやすくなります。混雑が少ない時間なので、観光客がフレームに入ってしまうリスクも減ります。
夕方 ~ マジックアワー(夕暮れ後の短い時間)
日が沈む直前からマジックアワー(空がほんのりオレンジ〜青に変わる時間帯)は、城や背景の空とのコントラストがドラマチックになります。
→ 犬山ツインブリッジ付近で、夕暮れの色に染まる犬山城を狙った撮影例もあります。
冬場は日没が早いため、撮影準備を前もってしておくのがポイントです。夕方以降はライトアップされた城と川のリフレクションを狙うことも可能です。
春(桜の時期)
桜が満開の頃は、犬山城の背景だけでなく前景に桜を入れる構図が映えます。
桜は3月下旬〜4月上旬に見頃となることが多く、天候や気温の変動で開花時期が前後するため、直近情報をチェックするのが良いでしょう。
▼桜について詳しくは以下の記事をご覧ください!
犬山城桜のライトアップの楽しみ方|見ごろに行きたいおすすめ観賞ポイント
秋(紅葉の時期)
犬山周辺の紅葉は、例年11月中旬〜12月上旬が見頃とされます。赤や黄色に染まった葉を前景や周囲の木々に配すると、城がより際立つ構図になります。
秋の早朝は空気が澄みやすいため、遠景の山や木曽川の奥行きがくっきり写ることがあります。
▼紅葉について詳しくは以下の記事をご覧ください!
犬山城の紅葉時期はいつ?ライトアップや見頃スポットを徹底ガイド
よくある質問|犬山城での撮影トラブル・混雑回避のコツ
- 三脚や機材で注意することは?
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犬山市側では、一脚・三脚・ストロボ・脚立などの補助機材使用が制限されることがあります。撮影前に禁止機材かどうかを確認し、スタッフに尋ねるようにしましょう。
- 天守や城内で写真撮影はできる?
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はい。犬山城では天守内外での撮影が認められています。ただし他の来訪者の迷惑にならないよう配慮が必要です。
- 天守が修理中で撮影に影響はある?
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はい。応急修理中は足場が設置されたり、一部のエリアで入場制限がかかることがあります。その場合、撮影アングルに制約が出る可能性があります。
まとめ 犬山城撮影スポット
ここまでの内容を簡単にまとめると、犬山城の撮影は「どの時間に」「どこから撮るか」で印象がまったく変わります。
犬山城は国宝であり、文化財として守られている場所なので、撮影マナーを守ることもとても大切です。特にドローン撮影や商用利用は許可が必要な場合があり、事前に確認しておくと安心です。人が多い時間を避ければ、静かな城下町の雰囲気もじっくり味わえます。
ポイントを絞ると以下の通りです。
- 木曽川を背景にした構図がいちばん「犬山城らしさ」を引き出せる
- 朝や夕方の光を活かすと、写真の立体感と色の深みが増す
- 三光稲荷神社や城下町通りも撮影スポットとして見逃せない
- ドローンや大型機材は事前申請が必要なので、必ず確認を
- 混雑を避けたいなら平日早朝やオフシーズンが狙い目
撮影のコツは「焦らず、自分の目で感じること」。犬山城の風景は、見る角度や天気で毎回違う表情を見せてくれます。旅の合間に立ち止まり、ゆっくりカメラを構えてみてください。思わぬ一枚が撮れるかもしれません。
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