犬山城楽しみ方ガイド|地元ライターが教える絶景・グルメ・写真映えスポット

犬山城の楽しみ方を調べている人の中には、「どこを見ればいい?」「時間が足りるかな?」と迷う方も多いはず。

この記事では、実際に歩いて感じた犬山城の楽しみ方をやさしく紹介します。初めての人でも安心して回れるように、季節や時間帯ごとのコツもまとめました。読んだあと、きっと「行ってみたい」と思えるはずです。

この記事を読むとわかること
  • 犬山城の楽しみ方を押さえて、歴史と絶景をじっくり味わうコツ
  • グルメやカフェを巡るモデルコースで、城下町を効率よく楽しむ方法
  • ボランティアガイドの説明で、犬山城の歴史がぐっと身近に感じられる理由
  • 川下りや占いなど、犬山城周辺でできる体験スポットの見つけ方
目次

犬山城楽しみ方ガイド|絶景と歴史を満喫できる観光ルート

犬山城正面
筆者撮影

犬山城は国宝五城のひとつで、歴史・自然・文化が一体となった観光地です。観光庁の統計によると、年間約70万人が訪れる人気の名所です。

  • 犬山城の楽しみ方
  • モデルコースで巡る犬山城周辺|グルメ・カフェ・写真映えスポット
  • ボランティアガイドさんの説明を聞くのもおすすめ
  • コインリングが作れる?

犬山城の楽しみ方

犬山城を訪れるなら、単に“見るだけ”でなく「体で感じる」ことを大切にしたい場所です。ここでは、犬山城で実際に体験できることをわかりやすく紹介します。

天守最上階からの絶景を眺める

筆者撮影

犬山城の天守は現存する木造天守の中でも最古級で、望楼型構造を持っています。

最上階には回廊(まわりえん)があり、そこからは木曽川、美濃・尾張の平野、岐阜城、さらには名古屋のビル群まで見渡せることもあります。

木造建築と歴史を五感で味わう

天守内部には築城当時の木材が多く残っており、柱・梁の節や木目、古い木の香りを感じながら歩くことができます。

階段は急で狭く、「はしご」のように感じられることもありますので、足元に注意が必要です。

季節の移ろいを楽しむ(桜・紅葉)

春には天守周辺に約400本の桜が咲き誇り、城と桜の組み合わせは人気の撮影シーンになります。
秋には石段沿いなどに紅葉が見られ、天守への登閣道が紅葉のトンネルになることもあります。

城下町との景色を重ねて写真を撮る

城門をくぐって初めて天守が見えたとき、その迫力に驚く人も多いようです。

また、城下町から北を向いて撮影すると、手前に趣のある町並み、後ろにそびえる天守を一枚のフレームに収めることができます。

歴史のエピソードに触れる

犬山城は1537年(天文6年)頃に築城されたと伝えられており、織田信長の叔父・織田信康が関係していたとされます。

近年の年輪年代法調査では、天守の木材が1585年〜1587年に伐採された可能性が高いという報告もあり、建造年代の再検証が進められています。

モデルコースで巡る犬山城周辺|グルメ・カフェ・写真映えスポット

犬山城を拠点に、城下町やその周辺を歩きながら食べ歩き・お茶・撮影を楽しむコースです。歩きながら立ち寄りやすいスポットを順番に並べておくと、効率よく満喫できます。

食べ歩きグルメからスタート

城下町の本町通りを歩きながら、「恋小町だんご」などの色とりどりな串スイーツを楽しんだり、城を模した“お城もなか”をその場でつめてくれる老舗和菓子店で買い食いするのがおすすめ。

▼おすすめの食べ歩きスポットについて詳しくは以下の記事をご覧ください!
【準備中】

古民家カフェでひと息つく

食べ歩きで疲れたら、本町通り沿いや少し脇道に入った和風カフェへ。たとえば本町茶寮は築100年の古民家を改装したお店で、抹茶ぜんざいや和スイーツがフォトジェニックと人気。

また、少し離れた場所にはくまと珈琲など、かわいい内装とスイーツが楽しめるお店もあります。

写真映えスポットを意識して散策

  • 城下町の昔ながらの町家や白壁、格子窓と天守の組み合わせは定番の構図
  • 坂道や石段越しに天守を望むアングルも人気
  • カフェや和菓子店の店先、小物使いが映える場所を見つけて撮影を楽しむ

▼おすすめの撮影スポットについて詳しくは以下の記事をご覧ください!
【準備中】

おすすめルート例(半日コース)

  1. 犬山駅から本町通りへ進む
  2. 並ぶ食べ歩き屋台で串菓子・団子を少しずつ楽しむ
  3. 古民家カフェでスイーツとお茶で休憩
  4. 江戸風の町並みを撮影しつつ天守方面へ歩く
  5. 天守見学後、裏通りや坂道で違う角度から城を撮る
  6. 帰り道にもう一軒カフェや和菓子店を寄り道

ボランティアガイドさんの説明を聞くのもおすすめ

犬山市観光協会が運営する「ナイスで犬山」などの歴史観光ガイドでは、地元ならではのエピソードや裏話を交えて城や城下町を案内してくれます。

ガイドを利用すると、次のような体験ができます。

  • ガイドは無料(ただし交通費1,000円を1名あたり請求)で、天守だけでなく城下町や町屋・通りの見どころも説明してくれます。
  • 案内コースには「犬山城のみをじっくり見る90〜120分コース」や「城と城下町散策を含む120〜150分コース」が選べます。
  • ガイドは1名から申し込め、団体の場合でも10名程度まで対応可能です。ただし、天守に入れない場合は建物前での案内になることがあります。
  • 予約は3か月前から1週間前まで可能。ゴールデンウィーク・紅葉期など繁忙日は受付不可の場合もあるため注意が必要です。

>>詳細はこちら

コインリングが作れる?

引用

犬山城の城下町には、世界各国の硬貨を使って指輪を自分で作れる体験施設「COIN RING Amor(コインリング アモル)」があります。

体験料金は1本あたり 6,000円程度が多く、オプションで真ん中のコイン部分をペンダントに加工してもらえることもあります。

制作に要する時間はおよそ1時間ほど。初心者でもスタッフがサポートしてくれるので安心です。

まず多くのコインの中から好きなものを選び、穴をあけて曲げるなどの加工をして指輪の形に整え、最後に磨いて仕上げます。

なお、定休日や営業時間、予約可否は変動することがあるため、訪問前に公式情報を確認しておくと安心です。

犬山城楽しみ方を広げる城下町&体験スポット特集

犬山城を訪れたら、周辺の城下町にも足を伸ばすのがおすすめ。愛知県観光協会の調査では、観光客の約6割が「体験・グルメ目的」で再訪しています。

  • 川下りができる?
  • 占い好き必見!
  • よくある質問|犬山城観光の所要時間・アクセス・チケット情報まとめ

川下りができる?

引用

木曽川沿いでは「」や「鵜飼観覧船」で水上から犬山城を眺める体験ができますが、かつてあった激流を下る川下り(ラフティング風のコース)は現在定期運行は確認されていません。

春には「犬山城遊覧船」が約40分間で運航(大人1,500円、小人700円)。天候や川の水位によって運休することもあります。

秋には「秋の犬山周遊船」が犬山橋港発着で紅葉を楽しみながら約50分のコースあり。

鵜飼期間(6月〜10月)には夜の鵜飼観覧船も運航。屋形船で鵜匠と鵜の動きを間近に見ることができます。

かつて「日本ライン下り」と呼ばれる13kmの川下りコースがありましたが、これは2013年に運航を停止しています。

また、犬山から少し離れた区間では、ラフティングツアーが提供されている記録もあります(木曽川流域で2時間程度の区間)

占い好き必見!

犬山城周辺には、ちょっとした占い体験や運試しができる神社やおみくじスポットもあります。観光の合間に「運を占う楽しみ」をプラスしてみましょう。

引用

犬山城麓の三光稲荷神社では「おもかる石」と呼ばれる石を持ち上げて、感じた重さで願いが叶うかどうかを占うという伝承があります。

また、境内には「銭洗い」で金運アップを願う池もあり、参拝者の間で話題です。

引用

さらに、犬山城近くの針綱神社では「桜みくじ」「四季の花おみくじ」など、見た目にも楽しいおみくじが人気です。

これらは数百円で楽しめる気軽な体験で、旅の記念にもなります。ただし、営業時間や授与場所は変わることがあるので、訪問前に確認しておきましょう.

よくある質問|犬山城観光の所要時間・アクセス・チケット情報まとめ

犬山城の見学にはどのくらい時間がかかりますか?

通常、天守内部を含めて城と城下町を簡単に見て回るなら 30~40分程度 が目安です。ただし、土日祝日や桜・紅葉など観光シーズンは、天守へ入るまで 1時間以上待つこともあります

犬山城へのアクセス方法は?最寄り駅や徒歩時間は?

名鉄「犬山遊園駅」から徒歩約15分、または「犬山駅」から徒歩約20分が基本ルートです。車の場合は、小牧ICなどから25分ほど。

チケット・入場料はいくらですか?団体割引はありますか?

一般(高校生以上)は 550円、小・中学生は 110円 です。
団体割引もあり、30人以上の団体は大人490円、小中学生90円、100人以上・300人以上でさらに割引が設定されています。

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まとめ 犬山城楽しみ方

ここまでの内容を簡単にまとめると、犬山城は「見る」だけでなく「感じる」ことが大切な場所でした。実際に歩いてみると、石段を登るたびに風景が変わり、木曽川のきらめきや木造の香りが心に残ります。歴史がありながらも、人の温かさを感じられる城なんですよね。

犬山城の楽しみ方を深めるには、ただ天守を見上げるだけでなく、周辺の町や人との関わりも一緒に味わうのがおすすめです。ガイドさんの話を聞いたり、城下町で一息ついたりすることで、旅の記憶が何倍にも鮮やかになります。

ポイントを絞ると以下の通りです。

  • 天守最上階からの眺めは圧巻。木曽川と街並みのコントラストを楽しむ
  • 桜や紅葉の季節は絶好の撮影チャンス。時間をかけて歩きたいエリア
  • 城下町では食べ歩きやカフェ巡りで、旅の楽しみがさらに広がる
  • ボランティアガイドの説明で、歴史の裏話や人の物語にふれられる
  • コインリングや占い体験など、自分だけの思い出作りにもぴったり

一度訪れただけでも魅力は十分伝わりますが、季節や時間を変えて訪れるとまた違った表情に出会えます。特に夕方、天守から見る夕焼けと川の光は忘れられません。ぜひ次の休日は、ゆったりとした気持ちで「犬山城の楽しみ方」を味わいに出かけてみてください。

参照元

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この記事を書いた人

「まるっと愛知」編集長の田中める(たなか める)です。

愛知県出身・在住で20年以上地元に暮らす地元民として、観光スポットや穴場グルメ、季節のイベントなど、実体験に基づいた“リアルな愛知の魅力”をお届けしています

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