犬山城天守閣は怖い?|実際に入れる場所と絶景の眺めを徹底解説

犬山城の天守閣は、歴史のロマンを感じられる一方で犬山城天守閣は怖いと不安に思う人も多い場所です。

私自身も最上階の回廊では足がすくみましたが、そのぶん景色の感動も大きかったんです。この記事では、怖さの理由から安全に楽しむコツまでまとめました。迷っている方こそ、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を読むとわかること
  • 天守閣は怖い? 実際に体験した人の声と不安を感じるポイント
  • 高所恐怖症の人は大丈夫? 無理せず楽しむための工夫
  • 転落事故はある? 安全面の実態と注意点を解説
  • バリアフリー事情 高齢者や子ども連れでも安心できる見学方法
目次

犬山城天守閣は怖いと言われる理由と実際の雰囲気

犬山城正面
筆者撮影

犬山城の天守閣は歴史的価値が高い一方で、急な階段や高所に不安を感じる人も少なくありません。ここでは「怖い」と言われる理由を具体的に整理します。

  • 天守閣は怖い?
  • 高所恐怖症の人は大丈夫?
  • 過去に起きた転落事故はある?
  • 高齢者もいける?階段や施設のバリアフリー事情
  • スカートで登るのは大丈夫?

天守閣は怖い?

犬山城の天守閣は小ぶりながら歴史的価値が高く、多くの人が「怖い」と感じる要素を併せ持っています。下記の点を見ていくと、その「怖さ」の正体が見えてきます。

急な階段と狭い通路

天守内部は層高を稼ぐため、階段の傾斜がきつく、幅も狭めです。特に上り下りする際に足元の確保が難しい場面があります。

手すり・高欄(こうらん)が低く感じられる構造

引用

最上階の廻縁部分では腰あたりの高さしかない高欄が使われており、防護性が高く設計されているわけではないため、風が強い日などには不安を感じる人もいます。

床の傾斜と排水設計

廻縁の床は外側に向かってわずかに傾斜しており、雨水の排水を考慮した構造です。ただ、このわずかな傾きも体感的には不安を生じさせやすい要素になります。

高所感と視界の開け方

天守の高さは地上から約24m(石垣を含む)で、さらに地下の階も含む構造です。

最上階に出ると視界が大きく開け、片側が崖や川に面している構造もあって、強い高所感を覚える人もいます。

実際の口コミでも「怖い」との声

口コミサイトでは「階段の勾配が怖い」「最上階からの回廊が不安」という声が散見されます。例えば、ある経験者は「風が強い日には回廊を歩くのが怖かった」と述べています。

私は高所恐怖症ですが、最上階の回廊以外は大丈夫でした!

高所恐怖症の人は大丈夫?

犬山城の天守閣は高さ18~19メートル前後とされ、屋根越しに眺める風景は開放感があるため、高所恐怖症の人には少しハードルが高く感じることがあります。ただし、工夫すれば十分楽しめる可能性もあります。

高さと構造を理解しておく

天守自体の高さはそれほど極端ではないものの、廻縁(外側に張り出した縁)が外に傾斜していたり、手すりの高さが低めだったりする構造が、不安感を強める要因になります。

実際の体験談から見る恐怖感

ある高所恐怖症の人は、最上階の回廊に出た瞬間に不安を感じ、「後ろに下がるに下がれなかった」と語っています。こうした体験は「視界が開ける」「足場が不安定に見える」などに起因しています。

高所恐怖症の人が試せる対策

  • 壁側を歩く:回廊では建物の壁側を歩くことで視界の広がりを抑えられます。
  • 焦らずゆっくり:一歩ずつ足元を確認しながら進むことで安心感が増します。
  • 混雑時を避ける:来場者が少ない時間帯を選ぶと周囲の動きに頼らずに見学できます。
  • 柱や手すりに触れない範囲を保つ:手すりを強く頼らず、自分の体の支持中心を意識することが有効とする研究もあります(高所の揺れを感じやすくなるという研究もあります)

過去に起きた転落事故はある?

調べた範囲では、犬山城の天守閣で「死亡や重大なけがを伴う転落事故」が公に確認された記録は見つかりませんでした。

高齢者もいける?階段や施設のバリアフリー事情

犬山城は歴史的建造物であるため、現代的なバリアフリー対応は限定的です。ただし、入り口や周囲設備には配慮が見られ、体力や状態に応じて見学可能な範囲もあります。

犬山城の天守へ上る階段は、傾斜が約50度とされ、はしごに近い急勾配という声もあります。
また、天守の出入口前には9段の階段があり、手すりのない場所もあります。

バリアフリー設備・制約事項

犬山城には車いす貸出が1台用意されています。

トイレには多目的トイレが設置され、洋式、オストメイト対応などの設備も整っています。

ただし、天守内部にはエレベーターやスロープはなく、見学は階段のみで対応されます。

内部は土足禁止で、履物を脱いで見学する構造。足腰に不安がある人には負担がかかります。

スカートで登るのは大丈夫?

引用

犬山城の公式案内では「女性の方はできるだけスカートは避けた方がよい」と明記されています。

実際、訪問者の体験談にも「スカートをめくって大変だった」「スカートで登っている女性が苦労していた」との記録があります。

▼階段について詳しくは以下の記事をご覧ください!
犬山城の階段の角度とは?エレベーター利用可否も徹底解説

犬山城天守閣は怖いけれど魅力的な体験ポイント

不安を感じる人もいますが、天守閣からの絶景や歴史的体験は訪れる価値があります。ここでは魅力的なポイントを整理します。

  • 入れるのはどこ?
  • 眺め・景色を満喫できる展望スポット
  • 待ち時間や混雑状況の目安
  • 犬山城の料金とお得な利用方法
  • よくある質問と安心して楽しむためのヒント

入れるのはどこ?

犬山城天守閣は、地上階から最上階まで順に見学できる構造になっており、各階や地下部分、外周の廻縁(かいえん=回り縁)も一部立ち入ることができます。

天守の地下1階〜地上1階部分には、石垣や土台の構造、内部構造を見る入口があります。

地上1階部分には「第一の間」「第二の間」「上段の間」「納戸の間」など複数の部屋があり、武者走(むしゃばしり)でつながっています。

2階には「武具の間」があり、武具展示などがなされており、見学可能なスペースです。

3階・4階(最上階)には望楼構造で、窓や廻縁から外を眺められる部分があります。

外側の廻縁の部分も一部立ち入りでき、木曽川や城下町を見渡せるよう設計されています。

眺め・景色を満喫できる展望スポット

犬山城からの景色
筆者撮影

天守最上階とその回廊からは、城の立地を活かした視界の開放感と、周囲の山・川・町並みの風景が楽しめます。晴れた日には遠くまで見渡せ、四季折々の表情を感じられるスポットです。

最上階の展望部分(望楼型構造)や回廊(廻り縁)から、木曽川や犬山城下町の街並み、名古屋や岐阜の市街地を遠望できます

天守を囲む回廊は全方位を見渡せる構造で、天気のいい日は山並みや川の流れがよく映える眺望が楽しめます

城外にも展望スポットがあり、例えばライン大橋から城と木曽川を一緒に収める絶景写真が撮れる場所として知られています

夕焼け時には、廻り縁から見るオレンジ色に染まる町並みなどが人気で、情緒ある風景を楽しむ人も多いです

待ち時間や混雑状況の目安

犬山城の公式サイトでは 「現在待ち時間の目安は 00分」 とリアルタイムで表示されています。

また、年間混雑予測によると、多い日は 1~2時間待ち の可能性があり、特に連休中などは 3時間以上の待ち時間 のケースもあるとされています。

▼以下の記事で最新情報や待ち時間の実態・予測をまとめているので、ぜひチェックしてみてください!
犬山城の混雑状況リアルタイムは?|待ち時間の土日と平日の違いは?混む時間帯となぜ混雑するのか解説【実際に調査】

犬山城の料金とお得な利用方法

犬山城の通常入場料は大人550円・小中学生110円です。

しかし、これだけではありません。団体割引やセット券、交通セットプランなどを活用すると、実質的な “割引” が可能になります。

▼割引について詳しくは以下の記事をご覧ください!
犬山城入場料の割引まとめ|お得な買い方と入場券売り場の場所を徹底解説

よくある質問と安心して楽しむためのヒント

ペットは連れていけますか?

基本的にペットは入場できません。ただし、盲導犬や補助犬であれば事前に管理事務所へ問い合わせれば入場が認められる場合があります。

天守内部にエレベーターはありますか?

いいえ。犬山城は国宝であるため、エレベーターやエスカレーター等の昇降設備は設けられていません。

車いすで天守を見学できますか?

残念ながら、天守内部への車椅子での移動は困難です。基本ルートは階段のみであり、通路も狭いため付添人が必要な場合があります。

まとめ 犬山城天守閣は怖い?

ここまでの内容を簡単にまとめると、犬山城の天守閣は「怖い」と言われる要素と、歴史的な魅力が同居している特別な場所でした。

実際に訪れたとき、私も最上階の回廊で風を受けた瞬間に足がすくんだことを覚えています。ただその分、木曽川を見下ろす景色に圧倒され、「ここまで登ってよかった」と感じたのも本音です。怖さと感動が表裏一体になっているのが、この城の面白さかもしれません。

階段の急勾配や手すりの低さは、初めての人には予想以上に緊張感を与えます。ですが、工夫すれば誰でも安心して楽しめる余地は十分あります。高所が苦手な人は壁側を歩くとか、混雑を避けて朝早く訪れるなど、自分なりの工夫が大切です。

私の印象では、犬山城は「ちょっと怖いけれど挑戦したくなる城」。そして挑戦した先には、他の城にはない圧倒的な眺望が待っています。そう思うと、怖さを一歩乗り越える体験自体が、この城の醍醐味になっている気がします。

ポイントを絞ると以下の通りです。

  • 天守の階段は傾斜がきつく、足元に注意が必要です。
  • 高所恐怖症の人も工夫次第で楽しめる余地があります。
  • 重大な転落事故の記録はなく、安全管理は保たれています。
  • 高齢者は体力や足腰の状態を考えて、無理せず見学しましょう。
  • スカートよりも動きやすい服装のほうが安心して登れます。

歴史ある国宝の城でありながら、身近に「怖さ」を感じられるのも犬山城ならではの魅力。勇気を出して訪れてみれば、きっと忘れられない体験になると思います。

参照元

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この記事を書いた人

「まるっと愛知」編集長の田中める(たなか める)です。

愛知県出身・在住で20年以上地元に暮らす地元民として、観光スポットや穴場グルメ、季節のイベントなど、実体験に基づいた“リアルな愛知の魅力”をお届けしています

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